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ユーザコンファレンス
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第17回 2016年

第17回ユーザコンファレンス2016 
 テーマ: グローバルモノづくりCAEソリューションⅢ

当コンファレンスでは、国内外の著名な開発責任者および上記テーマを象徴する研究の第一人者の皆様をお招きし、貴重な講演を賜りました。参加者の皆様からも感銘の声を多数頂戴しております。加えて、弊社新製品のご紹介、一層強化された新バージョンの機能紹介なども発表させて頂きました。
さらに、コンファレンス終了後の「海外招待講演者を囲む技術交流会」にも、引き続き多数のご参加を頂きました。ユーザ様同士、また他業種の参加者の皆様共に、現場の動向や技術に関する会話が飛び交っており、コンファレンス終了後も引き続きグローバルなものづくりCAEについての充実した情報交換の場となりましたことを大変嬉しく思います。また協賛各社様による、ルンバ等の豪華賞品抽選に当選された皆様、おめでとうございました!

ご協力を頂戴いたしましたアンケートでは、講演内容が今後の役に立ったなど高評価を頂きました。と同時に、コンファレンスの運営面での見直しの必要性などもご指摘いただき、より快適で充実した次回コンファレンスの実現に一層の努力をする所存です。尚、当コンファレンスで記載頂きましたアンケートにつきましては、弊社並びに開発元へのご意見/ご要望として次期開発バージョン及び関連製品・サービスに可能な限り反映させ、またご質問に関しては順次弊社よりご回答させて頂きます。

今後とも、最新の技術情報や実用性の高いユーザ様による講演など、より活発で充実したコンファレンスを開催させて頂きますので、またのご参加を宜しくお願い致します。

それでは、今回ご参加くださった皆様、誠に有難うございました。
重ねて御礼申し上げます。


ADAユーザ会事務局
アプライドデザイン株式会社
代表取締役  三宅 昌昭

名 称 第17回ユーザコンファレンス2016
《グローバルモノづくりCAEソリューションⅢ》
日 時 2016年7月8日(金曜日)  10:00-17:20(9:30 受付開始)
(17:30~19:00 技術交流懇親会)
会 場 ベルサール九段 3Fホール(東京 九段下)
 住所: 東京都千代田区九段北1-8-10住友不動産九段ビル3F 
 TEL: 03-3815-6335
費 用 無料(事前登録制)
参加資格 アプライドデザイン(株)のユーザ様、またはCAE解析シミュレ-ションに興味をお持ちの方
主 催 ADAユーザ会
協 賛 日本ユニシス株式会社、日本ヒューレット・パッカード株式会社、株式会社構造計画研究所、QuantorForm社、data M Sheet Metal Solutions社、Quantech社、ESRD社、VM-Tech社
特別基調講演者
Dr. Takeo Nakagawa
中川 威雄 博士

元 東京大学 生産技術研究所 教授
元 理化学研究所 研究基盤技術部長
鴻海(ホンハイ)精密工業 特別顧問
ファインテック株式会社 代表取締役

略歴: 東京大学生産技術研究所教授、理化学研究所研究基盤技術部長を歴任後、1999年停年退官。在職中、新加工技術に関する多くの研究成果を産学官連携により実用化を果たす。2000年に精密金型製造のファインテック社を起業。東京大学名誉教授、理化学研究所名誉研究員。井上春成賞(1990)を始め、科学技術庁長官賞(1992)、W. Johnson International Gold Medal(1998)、ASME/SME M. Eugene Merchant Manufacturing Medal(2007)等、多数受賞。

日本のものづくりの将来を占う
「日本の製造業は、バブル崩壊後の失われた20年に、誠に厳しい試練の時期を体験し、しかも今もその状況が解消したわけではない。この時期、量的拡大が期待できなくなっただけでなく、多くの製造業が海外に展開し、空洞化と言われる事態を招いている。さらにこれからの日本は少子高齢化と人口減少が加速する中で、韓国や中国などアジア新興国が、ものづくりの実力をつけ、日本と対等に競争できる分野も増えてきた。大学で長くものづくりの研究を行なってきた私は、これまで多くの日本の製造業を見てきたが、縁あって今や中国最大の製造業となったFOXCONN社の急激な発展を身近に見てきた。今回、これら自らの体験を紹介するとともに、日本のこれからのものづくり産業の将来を大胆に予測してみることとした。当然のことながら、世界の製造業の大きな流れを考えると、厳しい事態を覚悟して対処しなければならない。」


Mr. Masahiko Takeuchi
竹内 雅彦 氏

元 トヨタ自動車株式会社 第5生技部長 兼 元 愛知製鋼株式会社 専務取締役
元 一般社団法人日本鍛造協会 会長 兼 同 日本鍛造協会 顧問
株式会社コンサテック 代表取締役

略歴: トヨタ自動車株式会社 生産技術部長、愛知製鋼株式会社 常務取締役を歴任後、株式会社コンサテック 代表取締役に就任。また、2007年から2010年まで日本鍛造協会 会長に就任。
「自動車産業における塑性加工技術」(1998)
「自動車における管材の適用状況と加工技術」 (1998)
「塑性加工技術のインテグレーション化による変革を目指して」(2000)
「鍛造と金型に思う (特集 金型の材料と加工)」(2002)
「鍛造ロードマップの活用 : 鍛造技術の飛躍を目指して」(2009)
「自動車産業における鍛造技術,厚板板金技術の発展と学会活動への貢献」(2011) 等、多数の論文を執筆。
2012年に、日本塑性加工学会鍛造分科会 第8回最優秀鍛造技術者賞を受賞。

Dr. Naoyuki Kanetake
金武 直幸 博士

元 一般社団法人軽金属学会 会長
名古屋大学 名誉教授

略歴: 2013年5月から2015年4月まで、一般社団法人軽金属学会 会長に就任。軽量、高強度、高剛性、衝突安全性などに優れた軽量構造部材用高機能材料の開発を目的に、軽金属材料を中心に、組織制御、構造制御、形態制御の観点から新材料の開発とその製造プロセスの開発を行う。 組織制御では、強ひずみ加工法を有効に利用した金属組織の微細化や粉末金属の低温固化成形などにより、従来に無かった新機能・高機能材料を開発。構造制御では、高剛性、耐熱性、耐摩耗性、導電性、磁気特性などに優れた金属基複合材料を作製する反応プロセスや粉末プロセスを新規開発。形態制御では、金属中に多くの気孔を有する超軽量ポーラス金属およびその気孔形態の制御技術の開発、さらに緻密部材とポーラス金属との複合構造部材の成型技術を開発する。
2007年に軽金属功績賞、2013年に「半導体機器用Cr‐Cu材ヒートシンクの開発」において粉体粉末冶金協会 技術進歩賞を受賞。主要な研究論文に「圧縮ねじり加工による組織制御と材料創製、塑性と加工,50-578 (2009), 192-196. 」等。共著書に「太陽エネルギー社会を築く材料テクノロジー(Ⅰ)材料・デバイス編」、「太陽エネルギー社会を築く材料テクノロジー(Ⅱ) 材料プロセス編」(コロナ社出版)等多数。

海外開発元招待者
Dr. Sergey Stebunovy
Sergey Stebunov 博士

QuantorForm社 CEO

略歴: 1982年モスクワ合金鋼研究所 金属成形プロセス部で博士修了後、講師、材料強度部コンピュータセンター長、モスクワCNIITMASH工科大の金属成形部主任研究員、数値解析研究部長を経て、1992年QuantorForm社を設立し、取締役、C.T.O.、2009年より現職 C.E.O.に就任する。
研究テーマでは、静的引張り圧縮、高歪み速度、クリープ、マイクロストラクチャー試験のSEM等、冶金工学の多くの測定理論に優れた貢献を成し、その40を超える国際学会での論文発表する。その間、金属成形シミュレーションソフトウェアや各種製造業(自動車、機械、航空宇宙、ベアリング、エネルギー)のアプリケーション開発に長い経験があり、開発ソフトは、FEM、理論、塑性、CADモデル、材料・潤滑剤のD.B.、異なる金属成形器機の表現、熱処理、マイクロストラクチャー予測に基づいている。また、鍛造、ロール、オープンダイ鍛造、断面押出成形、リングローリングの経験とアルミ合金、マグネシウム合金、ハイテン鋼、ツール鋼、チタン合金、ステンレス鋼、ニッケル-クロム合金、ナノストラクチャ合金、粉体材などの幅広い材料の冷間・熱間材料による使用経験を有する。金属成形工程の調査研究の数値理論の開発実現に約35年、著書、特許あり。


Mr. Stanislav Kanevskiy
Stanislav Kanevskiy 氏

QuantorForm社 プロダクトマネージャー

略歴: ロシアで最高の工科大学として世界的に知られる、バウマン・モスクワ工科大学の金属成形技術部を卒業。ロシア連邦教育・科学省による、バルク熱間鍛造技術の全ロシア学生オリンピックで、初めての優勝者となる(今では、バルク熱間鍛造技術の国際学生オリンピックとなったこのイベントの、更なる発展を担う主催者の責任者の一人)
さらに、モスクワ大学における例年の機械工学イベント(MAMI)では、クランクシャフト鍛造シミュレーションデータのコンピュータシミュレーション最優秀プロジェクト部門において優勝した実績を持つ。

現在、QuantorForm社のエンジニアリング部門のマネージャーからマーケティング部門のエンジニアマネージャーを経て、国際エンジニアリング部門の プロジェクトマネージャー。特に、これまでの実績により、押出しシミュレーションの試験及びソフトウェア開発の事業開発責任者となりグローバルで活躍中。


Mr. Lander Arrupe
Lander Arrupe 氏

dataM Sheet Metal Solutions社 プロジェクトマネージャー

略歴: dataM社は、1982年(独)ミュンヘン工科大学のロールフォーミング研究者Albert Sedlmaier(現在、International Tube AssociationのヨーロッパVP及び8年間、議長を務める)とStefan Freitag によって、ロールフォーミングの設計自動化(CAD/CAM/CAE)会社として創立された。1988年Copra Roll Forming V1を開発。1994年COPRA DTM (Deformation Technology Module - Rollform Simulation) を開発。2000年 Copra FEM をRollFormingシミュレーション向けに開発。2009年にdata M Sheet Metal Solutions社に改名。その間、両ファウンダーや研究開発者と共にCopra製品の技術指導、コンサルタント、教育サポートの経歴を経て、現在、プロジェクトマネージャー。

Dr. Fernando Rastellini
Fernando Rastellini 博士

Quantech社 Stampack開発部長

略歴: 西ヨーロッパ最大の数値解析研究機関 C.I.M.N.E. (TheInternational Center of Numerical Methods in Engineering)で、欧州プロジェクトの一つとして先進複合材料部品の耐久性、 損傷検知・進展、層間剥離、衝撃等を評価する構造解析システムの研究開発の中核者として参画する。FEAの複合材構造物における構造解析の博士号を取得。金属成形プロセスシミュレーションに用いられる、Stampackソルバーコードの開発チーム責任者。シミュレーションソフトウェア市場のみならず、産業分野においても豊富な経験を持つ。その計算力学の知識は、最先端CAEシミュレーションソフトウェア開発のキーとなっている。

国内ユーザ事例講演者
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井口 敬之助 博士

新日鐵住金株式会社 技術開発本部 鉄鋼研究所 加工技術研究部 主幹研究員

nihondaigaku logo
星野 倫彦 博士

日本大学 理工学部 機械工学科 教授 兼 塑性加工学会 押出加工分科会 幹事

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前田 康裕 氏

株式会社神戸製鋼所 技術開発本部 機械研究所 マルチマテリアル構造・接合研究室

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吉川 敏雄 氏

今村電気化学株式会社 代表取締役

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佐藤 駿次

アプライドデザイン株式会社 設計解析コンサルティング部 技術第2Gr. リーダー

ユーザコンファレンス 司会者
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岡田 豪生 氏

川崎重工業株式会社 航空宇宙カンパニー 生産本部 生産企画部 生産技術課 基幹職

9:30 開場・受付開始  (★は同時通訳付き)

10:00-10:10 司会: 岡田 豪生 氏(川崎重工業株式会社 航空宇宙カンパニー 生産本部 生産企画部 生産技術課 基幹職)
開演挨拶: 三宅 昌昭(アプライドデザイン株式会社 代表取締役)
10:10-10:50
特別基調講演①
「グローバル化における日本のものづくりの将来を占う」
中川 威雄 博士
(元 東京大学 生産技術研究所 教授 / 元 理化学研究所 研究基盤技術部長 / 鴻海(ホンハイ)精密工業 特別顧問 / ファインテック株式会社 代表取締役 )
10:50-11:20
海外招待講演①
「COPRA RF V2017 及び FEA の革新的なアドバンス機能」
Lander Arrupe 氏 (dataM Sheet Metal Solutions 社 プロダクトマネージャー)
11:20-11:45
国内ユーザ事例講演①(COPRA)
「材料強度別におけるハット断面ロールフォーム成形の解析精度検証」
前田 康裕 氏
(株式会社神戸製鋼所 技術開発本部 機械研究所 マルチマテリアル構造・接合研究室)
11:45-12:10
国内ユーザ事例講演②(COPRA)
「各種有限要素法解法を用いた鋼材のロール成形シミュレーション」
井口 敬之助 博士
(新日鐵住金株式会社 技術開発本部 鉄鋼研究所 加工技術研究部 主幹研究員)
12:10-13:00 昼食休憩 (協賛パートナーの展示)
13:00-13:35
特別基調講演②
「経験に学ぶ塑性加工-CAEを活用した鍛造部品の競争力強化への取り組み-」
竹内 雅彦 氏
(元 トヨタ自動車株式会社 第5生技部長 / 元 愛知製鋼株式会社 専務取締役 / 元 一般社団法人日本鍛造協会会長(現 顧問)/ 株式会社コンサテック 代表取締役)
13:35-14:05
海外招待講演②
「究極の金属成形シミュレーション 新バージョン「QFORM VX」の特徴と最新解析事例」
Sergey Stebunov 博士(QuantorForm 社 CEO)
14:05-14:25
国内ユーザ事例講演③(QFORM)
「QFORMのコンフォーム連続押出し解析への適用事例」
星野 倫彦 博士
(日本大学 理工学部 機械工学科 教授 / 塑性加工学会 押出加工分科会 幹事)
14:25-14:50
海外招待講演③
「日本語Stampack V7.1.2リリースと次期V7.2の新機能」
Fernando Rastellini 博士(Quantech 社 Stampack開発部長)
※講演予定のDr. Fernando Rastellini が急遽欠席となりましたので、砂走 拓郎(アプライドデザイン株式会社 設計解析コンサルティング部 技術第1Gr.リーダー)が代理講演を行いました。
14:50-15:25 コーヒーブレイク (協賛パートナーの展示)
15:25-16:00
特別基調講演③
「グローバル化における軽金属塑性加工の課題と将来への期待」
金武 直幸 博士(元 一般社団法人軽金属学会 会長 / 名古屋大学 名誉教授)
16:00-16:30
海外招待講演④
「押出しダイデザイナーQExDDと新バージョン「QForm Extrusion VX」の新機能と最新解析事例」
Stanislav Kanevskiy 氏(QuantorForm社 プロダクトマネージャー)
16:30-16:55
国内ユーザ事例講演④
「革新的3D・フレキシブルロールフォーミングテクノロジーの最新情報」
佐藤 駿次(アプライドデザイン株式会社 設計解析コンサルティング部 技術第2Gr.リーダー)
16:55-17:20
国内ユーザ事例講演⑤
「MAPS-3Dの事例発表」
吉川 敏雄 氏(今村電気化学株式会社 代表取締役)
17:00-18:30 技術交流懇親会(会場: ユーザコンファレンス会場隣のホール)
※協賛会社様の景品が当たる抽選会を行いました。
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第17回当日の様子_7 第17回当日の様子_8 第17回当日の様子_9
第17回当日の様子_10 第17回当日の様子_11 第17回当日の様子_12
第17回当日の様子_13
コンファレンス後は、技術交流懇親会にて開発元5社(dataM社、Quantech社、QuantorForm社、VM-Tech社、ESRD)及び協賛各社様のご協力を賜り、景品抽選会を行いました。