第12回ユーザコンファレンス2011
当コンファレンスでは、国内外の著名な開発責任者および上記テーマを象徴する研究の第一人者の皆様をお招きし、貴重な講演を賜りました。参加者の皆様からも感銘の声を多数頂戴しております。加えて、弊社新製品のご紹介、一層強化された新バージョンの機能紹介なども発表させて頂きました。
さらに、コンファレンス終了後の「海外招待講演者を囲む技術交流会」にも、引き続き多数のご参加を頂きました。ユーザ様同士、また他業種の参加者の皆様共に、現場の動向や技術に関する会話が飛び交っており、コンファレンス終了後も引き続きグローバルなものづくりCAEについての充実した情報交換の場となりましたことを大変嬉しく思います。また協賛各社様による、iPad等の豪華賞品抽選に当選された皆様、おめでとうございました!
ご協力を頂戴いたしましたアンケートでは、講演内容が今後の役に立ったなど高評価を頂きました。と同時に、コンファレンスの運営面での見直しの必要性などもご指摘いただき、より快適で充実した次回コンファレンスの実現に一層の努力をする所存です。尚、当コンファレンスで記載頂きましたアンケートにつきましては、弊社並びに開発元へのご意見/ご要望として次期開発バージョン及び関連製品・サービスに可能な限り反映させ、またご質問に関しては順次弊社よりご回答させて頂きます。
今後とも、最新の技術情報や実用性の高いユーザ様による講演など、より活発で充実したコンファレンスを開催させて頂きますので、またのご参加を宜しくお願い致します。
それでは、今回ご参加くださった皆様、誠に有難うございました。
重ねて御礼申し上げます。
ADAユーザ会事務局
アプライドデザイン株式会社
代表取締役 三宅 昌昭
特別基調講演者


大冨 浩一 博士
日本計算工学会会長 兼 株式会社東芝 研究開発センター 参事・工学博士
玉川大学 工学部 マネジメントサイエンス学科教授 工学博士
略歴: 1979年東北大学大学院工学研究科機械工学専攻博士課程修了(工学博士)。同年、(株)東芝に入社。入社以来、原子力機器、宇宙機器の開発に従事。あわせて、CAE、CAD、CG、VR等の研究開発に従事。最近は設計工学に傾倒、特に上流設計の方法論に注力。日本機械学会フェロー、日本計算工学会会長、米国機械学会会員、東京大学人工物工学研究センター客員研究員、日本機械学会設計工学・システム部門設計研究会主査、他。

吉田 総仁 博士
株式会社CEM研究所代表 兼 広島大学 大学院工学研究科長・工学部長 工学博士
略歴: スプリングバックの予測精度を飛躍的に高めた材料モデル「Yoshida-Uemoriモデル」の開発者。専門分野は弾塑性学、固体力学、Cyclic Plasticity、塑性加工、数値シミュレーション。「機械技術者のための材料加工学入門」「弾性力学の基礎」など、著書多数。また、広島大学大学院 工学研究科 弾塑性工学研究室における研究成果を広く産業界に応用展開し、生産・加工分野の技術発展に貢献するため、株式会社CEM研究所を設立。日本塑性加工学会評議員。 日本機械学会論文賞受賞(1983)、日本塑性加工学会論文賞受賞(1992,2002)。
海外開発元招待者

Albert Forgas 氏
Quantech社 Stampackプロダクトマネージャー
略歴: 西ヨーロッパ最大の数値解析研究機関 C.I.M.N.E. (The InternationalCenterof Numerical Methods in Engineering)、FEM理論の創始者 で著名な(故) O.C.Zienkiewicz博士やCIMNE理事長 Onate博士の元で、塑性加 工解析Stampack、衝撃解析S-Impact、各種汎用プリポストプロセッサーの長期計 画策定、アルファー・ベータ版品質管理、テクニカルサポートを行って来た実績 を持つ。現在Quantech社プレス成形シミュレーションStampackのプロダクトマ ネージャー。スペイン国籍。

Martin Solina 氏
Quantech社 Click2Castプロダクトマネージャー

Carlos Cante 博士
CIMNE PFEM研究プロジェクト 主席研究員
略歴: 西ヨーロッパ最大の数値解析研究機関 C.I.M.N.E. (The InternationalCenterof Numerical Methods in Engineering)で、欧州粒子法国際会議(ECCOMAS Particle 2011)組織委員Dr. E.Onateの下で、粒子有限要素法の基礎及び応用研究に携わり、現在主席研究委員と、スペインカタルニア工科大学の准教授を兼ねる。製造プロセスに適合した計算力学、有限要素法、粒子有限要素法、粒子有限要素法が専門。すなわち、体積圧縮成形、鋳造、粒子流体流れ、及びマシニング加工。

Koo Bon-Heug 博士
VMTech社 最高開発責任者 / CEO
略歴: 国立ソウル大学博士課程終了後、1988年よりサムソン電子中央研究所で射出成形加工シミュレーションCAPAプロジェクトの基礎研究の中核研究者として携わる。2003年には独立したVM-Tech社で、完全ソリッドベース、高精度・高速射出成形シミュレーションMAPS-3Dを開発する。以降、現在V6まで、機能拡張、高速化、高精度反り解析等の特徴を持った製品の研究開発を次々に行い続けている。最大のユーザはLG電子、サムソン電子等。VM-Tech社ファウンダー。


Koo Man Seo 氏
CAE-Tech社代表 LG電子社 射出成形専任コンサルタント
略歴: LG電子社 射出成形金型部門の諮問委員として、20年以上に渡って射出成形CAEソフトウェアの技術指導に携わる。MAPS-3Dの他、世界の他社射出成形ソフトの知識と経験に優れた実績を持つ。
9:30 開場・受付開始 (★は逐次通訳付き)
10:00-10:15 | 司会: 田口 浩一(アプライドデザイン株式会社 営業技術部 マネージャー)
開演挨拶: 三宅 昌昭(アプライドデザイン株式会社 代表取締役) |
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10:15-11:05 | 特別基調講演①
「経営に貢献する戦略的CAE -製品開発におけるCAEの戦略的役割-日本計算工学会の取組み」
大冨 浩一 氏 (日本計算工学会会長 / 株式会社東芝 研究開発センター 機械・システムラボラトリー 参事・工学博士) |
11:05-11:50 | 海外事例講演①★
「鋳造プロセスシュミレーションVulcan V10の新機能と欧州ユーザ事例」
Martin Solina 氏 (Quantech社 Vulcanプロダクトマネージャー) |
11:50-12:50 | 昼食休憩 (協賛パートナーの展示) |
12:50-13:40 | 特別基調講演②
「板材成形シミュレーションのための高精度材料モデル -異方性降伏関数および移動硬化則(Yoshida-Uemori model)-」
工学博士 吉田 総仁 氏 (株式会社CEM研究所代表 / 広島大学 大学院工学研究科長・工学部長) |
13:40-14:25 | 海外事例講演②★
「Stampack V6.2.5における欧州ユーザ事例と、V7.0.Xの主な開発項目」
Albert Forgas 氏 (Quantech社 Stampackプロダクトマネージャー) |
14:25-14:50 | コーヒーブレイク (協賛パートナーの展示) |
14:50-15:40 | 海外招待講演③★
「金属成形プロセス数値解析における粒子有限要素法(PFEM)の可能性」
Dr. Carlos Cante (CIMNE(欧州数値解析研究所) PFEM研究プロジェクト 主席研究員) |
15:40-16:15 | 海外事例講演③★
「高精度反り解析を実現する完全ソリッド高速射出成形解析 MAPS-3D V6.X理論的背景と新機能」
Dr. Koo Bon-Heug(VMTech社 最高開発責任者/CEO) |
16:15-16:50 | 海外ユーザ事例講演★
「射出成形解析の最適化ステップ」
Koo Man Seo 氏(CAE-Tech社代表 LG電子社 射出成形専任コンサルタント) ※本講演は、Koo Man Seo氏のタイ大津波対策による緊急出張で、来日不可となりました為、引き続きVM-Tech社のKoo博士による講演とさせて頂きました。 |
17:15-19:00 | 技術交流懇親会 |
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懇親会にて、開発元2社(Quantech社、VMTech社)、および協賛各社様のご協力を賜り、景品抽選会を行いました。 |