第3回ユーザコンファレンス2001 (ADA P-FEM コンファレンス Japan)
国際的に著名なP法FEMの数学的証明者米テキサス大学教授Ivo Babuska博士)と、P法の発想者米ワシントン大学教授BarnaSzabo博士)を特別講演者に招待し、アダプティブ法FEMを中心としたコンファレンスとして、ADA p-FEMコンファレンス Japan2001 が開催されました。
当コンファレンスは、P法有限要素法発明の歴史的経緯や世界のアダプティブP法の発展を踏まえ、FEM全般の最新開発動向やP法有限要素法の非線形解析への応用展開など、シミュレーションの最先端研究分野の将来動向や応用事例に関し、管理者、解析者及び機械設計者を対象として開催されました。参加者の方々に出来るだけ平易に理解して頂けるように、日本語同時通訳および講演の日本語資料を準備いたしました。また国内招待として、神奈川工科大学教授田辺誠氏(工博、技術士)に、具体的な実践事例を講演いただきました。同時に、機能革新を行った汎用P法非線形有限要素法解析システム新StressCheck6 と次期v7の開発構想発表、塑性加工シミュレーション新製品の紹介なども行いました。コンファレンス終了後は、隣接別会場にて「Babuska 及び Szabo両博士を囲む技術交流会」を懇親会形式で行いました。
名 称 | 第3回ユーザコンファレンス2001 (ADA P-FEM コンファレンス Japan)
《IT時代における機械設計シミュレーションの役割》 |
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日 時 | 2001年7月10日(火) 10:30-16:50(午前10時00分開場)
Babuska、Szabo両博士を囲む技術交流会 17:20~19:20(別会場) |
会 場 | 家の光会館コンベンションホール (東京 飯田橋)
162-0826 東京都新宿区市谷船河原町11 |
定 員 | 100名 (先着受付) |
費 用 | 有料 |
参加資格 | アプライドデザイン(株)のユーザ様、または
CAE解析シミュレーションに興味をお持ちの管理者、解析者及び機械設計者 |
主 催 | ADAユーザ会 |
協 賛 | (株)構造計画研究所、ESRD社、Quantech社 |
海外特別招待講演者
Ivo Babuska 博士
略歴国際的に知られた、有限要素法の理論的研究者のトップリーダー。150以上の参照論文や9冊の共著の専門書を出版。P法有限要素法の数学的証明者としても著名。
Barna Szabo 博士
略歴:国際的に知られた、アダプティブ法、P法、HP法有限要素法研究のトップリーダー。数学的解析モデリング技術、誤差推定評価理論、解析精度や理想化誤差の品質コントロール理論、100以上の参照論文、共著の専門書出版多数。P法有限要素法の発想者としても著名。
10:00 | 開場 |
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10:30-10:35 | 開演
司会: 澤田 毅氏(オイレス工業(株)) 開演挨拶: 三宅 昌昭(アプライドデザイン(株)代表取締役) |
10:35-11:35 | 特別講演
‘Problem of Validation and Verification in Computational Analysis andEngineering’
(コンピューター解析とエンジニアリングにおける妥当性と検証の問題) Dr.Ivo Babuska(米国テキサス大学教授) |
11:35-12:45 | 昼食休憩 |
12:45-13:45 | 特別講演
‘Application of Nonlinear Models in p-FEM and Standardization of Engineering Computations’
(P法有限要素法の非線形解析モデルへの応用とシミュレーションの標準化) Dr. Barna Szabo(米国ワシントン大学教授) |
13:45-14:05 | 講演
「ローカル法及びグローバル法を用いたアダプティブP法とアダプティブH法の解析比較事例」
朱 日明(工博、アプライドデザイン(株)研究開発部) |
14:05-15:05 | ADAコーナー
「新製品StressCheck6発表と新機能概要紹介デモ」
「新世代のプレス加工シミュレーション Stampack v5.3mの発表」 稲葉 聡(アプライドデザイン(株)設計解析コンサルティング部長) |
15:05-15:35 | 休憩 |
15:35-16:05 | 招待講演
「新幹線の高速走行のシミュレーションと可視化について」
田辺 誠氏(神奈川工科大学機械システム学科教授、工博、技術士) |
16:05-16:50 | ディスカッション
Ivo Babuska 及び BarnaSzabo 両博士と参加者とのテクニカルディスカッション |
17:20-19:20 | Ivo Babuska 及び BarnaSzabo 両博士を囲む技術交流会 |