第6回ユーザコンファレンス2005
ヨーロッパQUANTECH社最高開発責任者 G.Duffett博士と、米ESRD社コンサルタント部門責任者P.E.R. Dennison氏を基調講演者として招待、また海外ユーザ特別講演者として米国ボーイング社情報システム部門構造解析ツール部長J. Sermersheim氏を招待し、第6回ADAユーザコンファレンスが開催されました。参加者の方々に出来るだけ平易に理解して頂けるように、英日同時通訳および講演の日本語資料を準備いたしました。
当コンファレンスは、国内外の著名な開発責任者を特別招待し、開発元と参加者及び参加者同士の技術交流が促進されますように、管理者、解析者、及び機械・金型設計者や生産技術者を対象として開催されました。機械設計開発におけるアダプティブp法FEMの最先端応用事例、生産のグローバル化に伴い急成長中の板成形等の塑性加工や衝突解析シミュレーションなどの最新動向、国内外ユーザ様の活用事例等をご紹介しました。 同時に、汎用P法非線形有限要素法解析システム新StressCheck7.0と次期開発構想、国内初の日本語ユーザインターフェースになった塑性加工シミュレーション製品Stampack5.6と次期開発構想、および新OneStep解析モジュール、鋳造シミュレーションVulcan、衝突解析モジュールS-Impact、等の新製品発表も行なわれました。またコンファレンス終了後には、「海外招待講演者を囲む技術交流会(立食パーティー形式)」が行われました。
海外特別招待講演者
Jeff Sermersheim 氏
ボーイング社 技術情報部門 上級専門技師
略歴: 米Purdue University(パデュー大学)で航空宇宙工学を専攻され、the University of Missouri で機械工学修士取得後、米国ボーイング社で疲労破壊力学解析者として活躍される。現在、構造解析ツールの機能評価、コンサルティング及び社内アプリケーションとのシステム統合化の開発リーダーとして、StressCheck COMインターフェースの利用,先端複合材料解析や破壊力学アプリケーション等の開発に従事。
P.E. Randy Dennison 氏
StressCheck開発元:米ESRD社 StressCheckコンサルティング部長
略歴: 米Purdue University(パデュー大学)で航空宇宙工学を専攻され、the University of Missouri で機械工学修士取得後、米国ボーイング社で疲労破壊力学解析者として活躍される。現在、構造解析ツールの機能評価、コンサルティング及び社内アプリケーションとのシステム統合化の開発リーダーとして、StressCheck COMインターフェースの利用,先端複合材料解析や破壊力学アプリケーション等の開発に従事。
G. Duffett 博士
Stampack開発元 Quantech社 最高開発責任者
略歴: 西ヨーロッパ最大の数値解析研究機関 C.I.M.N.E.(The International Center of Numerical Methods in Engineering、バルセロナ市)の著名なO.C.Zienkiewicz博士と共に、金属塑性加工解析や衝撃解析、また鋳造解析分野の研究開発を行った。1996年、C.I.M.N.E.と共同で商用化エンジニアリングシミュレーションを開発するQuantech社をバルセロナ市に設立、現在Stampackの最高開発責任者。
ユーザ様からの事例講演者
田辺 誠氏
工学博士、技術士(情報工学部門)
神奈川工科大学 システムデザイン工学科教授
9:50 | 開場 |
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10:15-10:20 | 開演
司会: 小方 康弘((株)小松製作所 CAD/CAM グループリーダー) 開演挨拶: 三宅 昌昭(アプライドデザイン(株)代表取締役) |
10:20-11:20 | 海外特別招待講演-1★
「板成形、衝撃、鋳造の先端シミュレーションのための新しいソフトウェア機能」
Dr. Gino Duffett (Quantech社 最高開発責任者) |
11:20-12:00 | ADAプレゼンテーション(1)
・先進の板成形シミュレーションソフトウェアStampackv5.6に備わった新機能の紹介
(日本語U/I、Stampack-OneStep、ストレッチ成形、ハイドロフォーミングなど) ・次期リリースv6.0開発プランの紹介 ・新しいシミュレーションソフトウェアVulcanおよびS-Impactの紹介 稲葉 聡(ADA設計解析コンサルティング部長) |
12:00-13:00 | 昼食休憩
(代理店様製品紹介) |
13:00-13:25 | Stampack事例講演(2)
「航空宇宙業界生産部門における、Stampackを使用した板成形シミュレーション」
岡田 豪生 (川崎重工業(株)航空宇宙カンパニー 生産本部 生産技術部 生産技術Gr.) |
13:25-13:50 | Vulcan事例講演(3)
StressCheck ユーザ事例「先進の鋳造ソリューション---鋳造プロセスにおける、完全連成の鋳型充填、凝固、および応力計算」
工学博士 朱 日明(ADA研究開発部長) |
13:50-14:50 | 特別招待講演2★
「先端P法FEMの応用技術:非線形接触とWEBハンドブック」
P.E. Randy Dennison (ESRD StressCheckコンサルティング部門責任者) |
14:50-15:10 | ADAプレゼンテーション(4)
-StressCheck 7.0の新機能の紹介(日本語U/I)、非線形接触解析、新しいPAM v2.0他)
-次期リリース7.1 と8.0の開発プラン紹介(大変形接触解析他) 稲葉 聡(ADA設計解析コンサルティング部長) |
15:10-15:35 | コーヒーブレイク (代理店様製品紹介) |
15:35-16:30 | 特別招待StressCheckユーザプレゼンテーション(5)★
「StressCheckと企業内アプリケーションとのCOM統合化、およびボーイング社における複合材料解析事例」
Mr. Jeff Sermersheim(ボーイング社、技術情報部門 上級専門技師) |
16:30-17:00 | 国内招待講演3
「CAE技術者の育成と今後の課題」
工学博士、技術士 田辺誠(神奈川工科大学システムデザイン工学科教授) |
17:45-19:45 | 講演者、発表者、参加者を交えての技術交流懇親会 |