冷間ロール断面の主な利点の一つは、ほぼ無限ともいえる多様性に富んだ形状が可能なことです。これは実際の成形工程におけるその工程生産性の高さと、ひずみ硬化効果によって達成されます。その一方で、残留応力の残余や、新しいツールセットの変更、および設定において高いコストが掛かるなど、いくつかの副作用もあります。
最終目標は、これらの制限を克服するソフトウェアの開発でした。
COPRAは、30年を超えるロールフォーミング技術の継続的な研究開発に基づき開発された、全てのロール成形設計者のためのソフトウェアパッケージです。COPRAによって設計者は、高度に複雑なオープン/クロース形状から特殊形状まで、それぞれプロフェッショナルな方法で、容易に設計することができます。 これにより、立案、設計、エンジニアリングのコストが削減されます。さらに、設計者がフラワー設計(曲げ工程)、ロールツール設計、成形工程解析、ストックロール管理、CNC製造、および品質制御の技術的計算からなる一連の全工程を成し遂げることが可能です。 成形工程中に材料に生じるひずみを解析することによって、ロールを物理的に製造する前に、設計者は適切な成形工程を決定することができます。 COPRAシリーズは非常に使い勝手が良いため容易に習得可能です。また設計工程では、設計者はガイドに従って進めていくことができます。必要に応じて、ダイアログボックスは解説を表示します。
COPRAは、冷間ロール成形断面のための最先端テクノロジーです。50ヶ国以上の設計者が標準ツールとして使用しています。